中国近代絵画の巨匠・徐悲鴻の作品「奔馬」が展示=広州
中国近代美術界に大きな影響を与えた画家・徐悲鴻(1895-1953)の生誕118周年、逝去60周年、特別切手「奔馬」発行35周年を記念する特別切手「中国珍郵-奔馬」の発行式典が20日、広州で行われた。これに合わせて徐悲鴻の代表的な水墨画作品「奔馬」シリーズの直筆画2点を展示する作品展も同時に開幕した。「広州日報」が伝えた。
自ら努め励み、怠ることなく前に向かって疾走する馬のごとき精神を広め、徐悲鴻が描いた疾走する馬の精神の永遠なる魅力を表すため、広東郵政局は広州シャングリラホテルで徐悲鴻の作品「奔馬」の特別切手発行35周年記念イベントを開催した。このほか、同日午前に徐悲鴻の代表的な作品として知られる「奔馬」シリーズの直筆画2点を展示する作品展も開幕。午後1時からは「中国珍郵--奔馬」特別記念秘蔵セットの初版発行記念式典および「奔馬」シリーズ切手名画家サイン入り販売イベントも開催された。
同作品展では徐悲鴻のあまり知られていない作品「柏樹馬」と「贈陶麟書」の直筆画2点が展示されている。価値はそれぞれ2400万元(約3億9096万円)と1800万元(約2億6064万円)で、徐悲鴻氏の孫、徐小陽氏が自ら所蔵していたものだ。徐悲鴻氏の絵画作品は特に馬をテーマにした作品がオークション市場で何度も高値を更新してきた。そのうち、「春山十駿図」のオークション落札価格は1億元(約16億2900万円)を超え、奔馬シリーズの絵画の中で最高値を記録した。また、「秋風立馬図」も3000万元(4億8870万円)を超えている。
1978年5月5日、中国郵政は「奔馬」の特別切手と小型シートを発行した。今後、徐悲鴻の最も代表的な「奔馬」作品11枚が「官製ハガキ」として発行される予定だ。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年7月19日