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莫言氏の小説「蔵宝図」が映画化へ 深い思想性を持つ内容に

 莫言氏が昨年ノーベル文学賞を受賞してから、莫言氏の作品のドラマ化・映画化関連のニュースに注目が集まっている。そんな中、1999年に莫言氏が発表した小説「蔵宝図」(宝の地図)が映画化され、現時点で撮影許可証がすでに認可されたことが明らかになった。「遼沈晩報」が伝えた。

 4万字あまりの中編小説「蔵宝図」の映画化にあたっては、莫言氏独特の魔術的リアリズムの世界を存分に生かしたスタイルになるという。映画の中で描かれる秘蔵の宝物は、莫言氏の他の作品にでてくる「虎のヒゲ」の伝説をモチーフにしたもの。伝説では、虎のヒゲには一本だけ宝のヒゲがあり、 それを口に咥えると周囲の人間の本性を見ることができるようになるという。

 製作プロデューサーの余人氏は、「脚本チームは映画の舞台を現代に移し、虎のヒゲを偶然手に入れた青年4人が宝探しをする物語に書きなおす予定だ。中国の土地柄に合わせた、現代的な映画となる。物語は、宝の地図を手に入れ、宝を見つけて終わりというような、単純な宝探しでは決してない。映画は深い思想性を持ち、考えさせられるという点においては、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』にも劣らないものになる」と語る。(編集MZ)

 「人民網日本語版」2013年7月25日

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