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アン・リー監督と莫言氏 世界で認められる共通点

 第85回アカデミー賞でアン・リー(李安)監督が監督賞に輝いたニュースは、多くの人に昨年ノーベル文学賞を受賞した莫言氏のことを思い出させた。世界的な映画賞と文学賞の最高賞を2人の中国人が相次いで受賞したわけで、この2人を結びつけようとしてしまうのも無理はない。実際、2人の比較は確かに興味深い。「人民日報」海外版が伝えた。

 1954年生まれのアン・リー監督と1955年生まれの莫言氏は年齢はほぼ同じだが、中国・台湾東部にある小さな村の文人の家系に生まれ、若くして留学のため米国に渡ったアン・リー監督に対し、莫言氏は山東省の農村で先祖代々の農民の子として生まれ、貧困のため小学校しか卒業できず、当然海外に出たことはない。しかし、異なる環境の両岸で育った2人は半世紀の時を経て、奇しくも同じく世界的な栄誉を手にすることになった。

 2人の成長過程を見ると、知識層の道を歩んできたアン・リー監督に対し、莫言氏は大衆路線を歩んできた。たどった道は異なるが、ここに至るまでに、2人とも大変な苦労を経験している。莫言氏は経済的・社会的地位の低さによる差別に苦しんできた。それに対し、アン・リー監督は生存の危機に至らないまでも、かつては「夫としてのプライド」を失い、専業主夫として6年間も妻に食べさせてもらっていた。

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