在日中国人作家・毛丹青氏、莫言氏の日本の旅を語る
在日中国人作家・毛丹青氏は18日、今年1月に出版された中国の日本文化専門誌「知日」に、ノーベル文学賞を受賞した莫言氏の日本旅行に関する文章を寄稿した、と明らかにした。同文章では、莫言氏と日本人僧侶との友情や日本文学との縁がつづられている。「京華時報」が伝えた。
毛氏は同文章の中で、莫言氏と共に日本を旅行した際の様子を記録。1999年に莫言氏とあるお寺を訪れた時のことについて触れ、「僧侶が200人もの幼稚園児を呼んできて、莫言氏の話を聞かせたのが大変面白かった。莫言先生もその場の責任を全うし、子供たちに面白い話をたくさん聞かせた」とのエピソードを披露している。
毛氏によると、その中には、莫言氏とのふれあいがきっかけで、中国語を学び、中国文学を研究するようになった子どももたくさんいるという。莫言氏がノーベル文学賞を受賞した際には、この寺を再び訪れ僧侶と当時の思い出を語り合ったそうだ。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年3月21日