宮崎駿監督の新作「風立ちぬ」 台湾は9月、香港は12月に封切
台湾のMSN影視チャンネル
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香港洲立影片のフェイスブックのホームページ
日本を代表するアニメ映画監督・宮崎駿監督の最新作「風立ちぬ」はこれまで、中国語で「起風了」「風起」「風起了」「風起之時」「風吹了」「風雪黄昏」などと翻訳され、統一した訳し方がなかった。そんな中、台湾の代理会社「博偉家庭娯樂」と香港の代理会社「洲立影片」がこのほど、正式な中国語名と封切日をそれぞれ発表した。浙江在線が報じた。
台湾では、「風立ちぬ」は「風起」という中国語名で、9月18日に封切られる。同日上映されるのは、日本語に字幕を表示したもので、中国語吹き替え版は10月10日から上映される。「博偉家庭娯樂」は既に、封切日などの情報を台湾の各主要メディアに伝えた。
一方香港では、「風立ちぬ」は「風起了」と訳され、クリスマス前の12月19日に封切られる。同情報はソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)フェイスブックの「洲立影片」の公式アカウントで見ることができる。
同作品は、日本では7月20日に世界に先立って封切られ、公開9日間で早くも累計興行収入28億円を突破した。今後、台湾や香港、韓国、北米、フランスなどでも封切られる。
中国大陸部では、主流メディアは通常、「起風了」と訳している。これは、宮崎監督が「風立ちぬ」と命名したきっかけとなった、フランスの作家ポール・ヴァレリーの詩「海辺の墓地」の中の「風立ちぬ、いざ生きめやも」というフレーズの訳に合わせたものだ。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年8月1日