9月から10月にかけ、外国映画11本が一挙に公開=中国 (2)
これらの映画はすべてビジュアルインパクトを重視した似たタイプの映画だ。
今月公開される外国映画の中で、唯一文芸色が強い映画「スティーブ・ジョブズ」は27日に初日を迎える。同映画はスティーブ・ジョブズが1974年に米オレゴン州のリード大学で学んでいる頃から初代iPodを発表するまでの間の出来事を追っている。主演はハリウッドの人気スター、アシュトン・カッチャーだ。アシュトン・カッチャーは役作りのため、スティーブ・ジョブズの生前の映像を数百時間見て研究したほか、スティーブ・ジョブズと親しかった友人にリサーチしてジョブズのスピーチの仕方や独特の歩き方や振る舞いなどを学んだ。またジョブズ同様、果実食主義の食生活を実践したことで栄養失調のため入院までしてしまったのだという。
同映画は16日に北米で公開され、週末3日間で約4000万元(約6億4800万円)の興行収入をあげる幸先のいいスタートを切った反面、映画に対する批判的な声も殺到している。中でも、アップルの共同創業者であるスティーブン・ゲーリー・ ウォズニアックは同映画を鑑賞した後、インターネットや電化製品などメディアに関連するニュース・ 話題を扱ったブログGizmodoに、「忠実な内容ではない・・・こうした会話も役割分担もなかった・・・何を意味しているのかすら私には分からない・・・」と情け容赦なく批判した文章を投稿している。(編集MZ)
「人民網日本語版」2013年9月18日