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「九・一八」を忘れるなかれ 強国の勢いを維持せよ

 「九・一八」記念日を再び迎えた。この日、再び鋭い防空警報がわが国東北部に響き渡り、「国恥を忘れるなかれ、中華を振興せよ」と国民に戒告する。(文:華益文・国際問題専門家。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

 1931年9月18日、日本の関東軍は国内外を驚愕させる「九・一八」事変(満州事変)を計画的に引き起こし、中国東北部の侵奪・占拠、さらには対中全面侵略の幕を切って落とした。早くも1927年夏、日本の田中義一首相は「中国の征服には満蒙の征服が不可欠で、世界の征服には中国の征服が不可欠だ」と公然と主張した。ある統計によると、日本が近代に発動した十数回の対外侵略戦争の圧倒的多数が中国を狙ったものだ。国土面積が中国の3%にも満たぬ島国が、なぜ大胆不敵にもわが中華を再三侵犯したのか?これには侵略者の際限なき貪欲さと残忍さもあるが、それ以上に旧中国の「閉鎖と鎖国、盲目的自大」「貧しさと弱さが積み重なり、ばらばらの砂のように団結力がない」「国あって防衛なし、海あって境界なし」のために一歩一歩迫り来られたのである。弱者の肉は強者に食われ、立ち後れれば殴られる。これはわれわれが血の代償と引き換えに得た手痛い教訓だ。

 そしてこの日、中華民族は完全に目を覚ましもした。全ての愛国勢力が共通の敵に一致団結して敵愾心を燃やし、祖国を滅亡から救い、民族の生存を図る全民抗日戦争に身を投じた。14年の時を費やし、中華民族は3500万人以上の多大な犠牲を払い、不撓不屈の粘り強い抗争によって、日本軍国主義の侵略に対する抵抗と反撃の完全な勝利を勝ち取り、領土を失い国を亡くす歴史の恥をそそぎ、国家の主権と領土の完全性を守ったのみならず、わが中華を民族復興という歴史の新たな道へと向かわせたのである。

 82年が過ぎて、中国には天地を覆すような変化が生じた。抗日戦争の中で育まれ始めた抗日戦争精神は、われわれが困難を乗り越えるうえで助けとなった。自らに合った発展の道を模索する過程において回り道をし、つまづくこともあったが、最終的に改革開放という強国の道を見いだした。中国の改革はまず農村で始まり、わずか数年で農村の姿を一新させた。改革がなければ、億万農民の衣食の問題を誰が解決できただろう?改革は都市にまで広げられ、中国台頭の土台を一段と打ち固めた。改革がなければ、中国が富民強国の道を歩み出すのはいつになったことだろう?

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