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名誉博士号授与を祝う会 |
日本を代表する能楽師・坂井音重氏の慶應義塾大学名誉博士号授与を祝う会が9日夜、東京のホテルで開催され、日本の政界や文化界の関係者約300人が参加した。同会では福田康夫元首相が挨拶を述べた。人民網が伝えた。
重要無形文化財総合指定者である坂井氏は、能楽の継承者として長年にわたり卓越した活動を続け、日本の文化交流の発展に大きく寄与したことが評価され、慶応義塾大学の名誉博士の称号を授与された。日本人への同称号授与は、1983年以来30年ぶり6人目のことだ。
坂井氏は3歳で初舞台を踏み、1964年に慶應義塾大学法学部政治学科を卒業。600年以上にわたって継承された能楽を正しく現代に息吹かせようと、70年以上に渡り常に日本演劇界の第一線に立ってきた。さらに、舞台を通して国際文化交流にも力を注ぎ、日中国交正常化30周年や35周年、40周年の記念活動でも、弟子と共に北京の釣魚台国賓館や故宮、頤和園、東京の国立能楽堂などで、能楽とともにユネスコより世界無形遺産に選定された昆曲や、現在も多くの支持を集める京劇といった中国の古典芸能との同時上演を実現させ、日中両国の伝統文化交流に大きく貢献してきた。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年11月12日
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