体操アジア選手権3日目 中国金2、日本の16歳白井が金
中国・福建省で開催中の第5回アジア・シニア体操選手権3日目となった13日、男子・ゆか、あん馬、つり輪、女子・跳馬、段違い平行棒の5種目別決勝が行われ、中国は金メダル2枚、銀メダル3枚に輝いた。男子あん馬では劉榕氷が優勝、紀練深と古谷嘉章(日本)が銀メダルとなった。女子段違い平行棒は呉柳芳、黄慧丹の中国勢が金・銀を独占、楊勝超は男子つり輪で銀メダル。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
劉榕氷は難度6.4で演技を終え、14.900点。呉柳芳は同6.6で15.200点。男子ゆか金メダルは白井健三(日本)で15.225点。男子つり輪は李思光(朝鮮:15.450点)、女子跳馬はファン・ティ・ハ・タイン(ベトナム:14.700点)が優勝した。
「金メダルはとても嬉しい。長年の苦労が報われた。これまでは銀が最高だった。皆様に感謝したい」。呉柳芳は試合後の記者会見で、「気楽に試合に望み、大胆になれた。次は来年の中国全国運動会が目標。金を狙いたい」と弾んだ。
わずか16歳の白井健三は、今大会最高の難度6.7で演技、男子ゆか金メダルの栄冠に輝いた。試合後、「今回の会場は普段よりも堅く、難度を下げたが、日本では7.4で臨んだこともある」と自信をみせた。「まだ16歳。リオデジャネイロ五輪ゆかでの金に期待している」。水口晴雄・コーチは目を輝かせた。(編集HT)
「人民網日本語版」2012年11月15日