中日の「売れ残り男女」は両親の結婚圧力にどう対処しているのか? (2)
東京のある結婚情報サービス会社が結婚適齢期を過ぎた未婚の子を持つ両親に対して行った調査では、子について「結婚すべき」と回答した両親はわずか39.8%だった。1993年の同様の調査での92.5%と比べると激減だ。未婚の子と結婚の話題について話し合うかとの質問では、「消極的」「否定的」「全くしない」との回答が母親では48%、父親ではさらに多く69%に上った。このほか、未婚の子の内心を両親がどれだけ理解しているかを把握するための、「子の独身問題をどう見ているか」との質問では、32.3%の両親が「条件の悪くない相手に出会う機会はあっても、理想の相手ではないのだろう」と回答。次に多かったのが「結婚する必要を感じていないのだろう」で32%に達した。
つまり1つには日本では結婚適齢期を過ぎた未婚の男女が独身を貫く腹を決めていること、もう1つには結婚問題について両親と子の間のコミュニケーションが実に難しいため、結婚圧力をかけることをあきらめられない両親は自らが動き、子に代わって満足のいく相手を探すほかないのだ。こうした70代の高齢者の間で、「子に代わってお見合いをする」パーティーが流行し始めている。
こうしたパーティーは両親たちのみで行うお見合いだ。両親たちはパーティー開始前に、主催者がまとめた学歴、職歴、収入、婚姻状況など他の参加者の子たちの状況を熟読し、開始当初から狙いを定めて相手側の両親と条件を基にコミュニケーションを図り、縁談をまとめようとする。
時代の変化が結婚に関する選択に影響を与えているのは確かだ。だが中国であれ日本であれ、人生の伴侶を真剣に選ぶことは間違ってはいないはずだ。ごまかさずに、真摯に両親とコミュニケーションを図ることは、様々な人気の「結婚圧力対策」を学ぶことよりも、ずっと役に立つことかもしれない。少なくとも、互いをより良く理解することができるだろう。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年2月17日