莫言氏のサイン入り著書・書道作品の価格高騰
中国の作家・莫言氏のノーベル文学賞受賞に、全世界の関心が集まった。これに伴い、莫言氏の書道作品やサイン入り著書も爆発的人気を呼び、サイン入り著書はネット上で1冊約20万元(約275万円)で販売され、書道作品はオークションで10万元(約137万5千円)以上の高値が付いた。武漢晨報が伝えた。
ノーベル賞受賞後、莫氏のサイン入り小説の価格は数十倍に跳ね上がった。サイン入り「壇香刑」と「蛙」はいずれも、オンラインで販売されており、価格は1冊1千元(約1万3750円)以上、2千元(約2万7500円)以上の値がついている場合もある。なかには、約20万元というとてつもない高値をつけている売り手もいる。あるネットユーザーは「莫言氏のサイン入り小説『壇香刑』が18万8888元(約259万7600円)で売り出されている」と「微博(ミニブログ=中国版ツイッター)」に投稿した。
サイン入り著書が高値で売り出されているほか、莫氏の書道作品も価値が倍増している。北京でこのほど開かれた大型オークションで、莫氏直筆の書簡1通と書道作品2点にオークション参加者の注目が集まった。計3点のオークションは、「開始価格設定なし」でスタート、3点とも順調に買い手が付き、落札額は計11万7300元(約161万3700円)に達した。ノーベル賞受賞前であれば、これらの作品は、1点数百元の価値しかなかった。(編集KM)
「人民網日本語版」2012年12月27日