自宅のような日本の高齢者の街 (2)
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庶民的な価格 高齢者向け用品が豊富
巣鴨商店街には高齢者向けの衣料品店や生活用品店、健康機器店、薬局、化粧品店、軽食店、カラオケ店などが並び、高齢者が好むものなら何でもある。高齢者の青春時代のCDや当時のアイスなど、両親のための贈り物を選ぶ若者にもぴったりだ。
巣鴨商店街の商品価格は比較的安く、Tシャツ1枚で3000円ほどだ。同じく中高年をターゲットにする銀座のデパートが数万円という値段であるのに比べると、現地の庶民的な価格が際立つ。商店街の管理人によると、高齢者が買い物しやすいように、全ての商店では大きな文字で価格が明記してある。
巣鴨商店街で最も特色があるのは「赤い店」だ。日本では赤い色が高齢者に人気で、エネルギーや元気さを代表する色と言われている。高齢者は赤い色の服を着るのを好み、下着も赤だ。このため巣鴨商店街では「赤い店」の前には多くの高齢者が集まっている。町を歩くと、赤いファッションをまとったおばあさんとすれ違い、そのメイクの赤い唇に元気が溢れている。