「度なし眼鏡」で西側を見る (2)
日に日に明らかになっている1つの事実は、中国と西側の多くの問題には共通性があるということだ。中国の若者の就職難や住宅購入難は、西側も例外ではない。西側の発展には問題があり、「再工業化」を必要としているが、中国も「経済発展方式の転換と構造調整の加速」に取り組んでいる。異なるのは国情、そして国情に基づく発展の道だ。
中国の道は西側と異なる。このため下心ある誇張と描写の中、中国は「孤独な大国」となる。「中国は周辺国との衝突が絶えない」「『中国工場』は西側の労働者から仕事を奪っている」「軍事力のたゆまぬ増強から、覇権を唱える意志は明らかだ」……彼らは中国と周辺国との衝突の背景に外国勢力の離間策がどれほどあるのかを、「中国の工場」が薄利で深刻な汚染をもたらす仕事をどれほど引き受けているのかを、中国の軍事費が米国と比べればわずかなものだということを故意に無視している。彼らは絶えず中国に対して、彼らの理想とする「政治改革」を行い、彼らの考える「民主化」を推し進めるよう「説得」する。
だが彼らは「なぜ中国が30年余りの歴史によって検証された十分に正しい道を棄てて、軽率に別の道を選択しなければならないのか?米国は台頭する前に当時世界で最も良く機能していた立憲君主制を模倣しなかったのに、なぜ中国が西側をコピーしなければならないのか?」と問い返されることを嫌い続けてきた。
西側を前にむやみに自分を卑下せず、むやみに尊大ぶりもしない。これが中国が現在見せている姿勢だ。中国は今まさに世界に開放性と透明性を示し、平和的発展の道を歩んでいる。ただ、中国と西側との間の様々な神話を打破するのに必要なのは、中国側だけの誠意ではない。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年3月14日