中国自動車市場、1-2月は活況 日本車は17.1%減
中国自動車工業協会が11日に発表したデータによると、2月の中国自動車生産・販売台数は前月比で3割以上減少し、前年同月比で1割以上減少した。同協会の董揚秘書長は、「春節(旧正月、今年は2月10日)による影響があるため、2月の生産・販売台数の減少により問題を見て取ることはできず、1-2月のデータを見る必要がある」と指摘した。1-2月の自動車生産・販売情勢を見ると、今年の自動車工業は幸先の良いスタートを切り、自動車市場全体の需要が旺盛だと言える。証券時報が伝えた。
データによると、2月の自動車生産台数は134万7200台(前月比31.42%減・前年同月比16.25%減)に、販売台数は135万4600台(前月比33.42%減・前年同月比13.56%減)に達し、前月比・前年同月比でいずれも大幅な減少が生じた。しかし1-2月の自動車生産台数は331万1700台(前年同期比14.1%増)に、販売台数は338万9100台(前年同期比14.7%増)になり、急成長を実現した。
海外ブランドを見ると、1-2月の日本車販売台数は前年同期比17.1%減となったが、独・米・韓・仏・ブランドは増加を実現した。そのうち独・韓・仏ブランドは30%以上の増加となった。
業界関係者は「元宵節(旧暦の1月15日、この日で春節が終了する)後の来客数と販売状況はいずれも回復しており、3月の販売台数は前年同月の高い数値から、さらに約15%の増加を実現するだろう」と予想した。昨年第3四半期の販売成長低迷などの要素を総合的に考慮すると、今年の乗用車販売台数は約15%増が期待でき、市場の現在の約10%という予想を上回ることになる。ブランド別に見ると、独・米・韓ブランドや中国ブランドが好調な業績を実現し、日本車は依然として低迷する見通しだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年3月12日