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「九・一八」を忘れるなかれ 強国の勢いを維持せよ (2)

 中華は強国の道を歩み出したことで、地域および世界全体に互恵・ウィンウィンというプラスのエネルギーを注入したが、国力を強化し続ける中国に焦慮を抱く国もいくつか現れた。米国は中国に対して接触と協力、防備と牽制という相反する2つの政策を講じ、中国の発展のうまみに多くありつこうとすると同時に、台頭する中国がアジア太平洋さらには世界における自らの主導的地位に挑戦することを懸念している。このため米国の対中政策は明らかな抑え込みの要素を含んでいる。だが米国は、中国を完全に抑え込むのは不可能なことも認識している。現在の中国に対して米国は「包囲」と「抑え込み」を望んでいるが、その力はなく、ましてや成果は上がっていない。日本の安倍政権はいわゆる「民主的安全保障ダイアモンド」戦略構想による対中戦略優位の実現という幻想を抱き、中国を念頭に置いた「合従連衡」を頻繁に行っている。だがその結果は推して知るべしだ。

 中国共産党の第18回党大会は2つの「百年目標」によって「中国の夢」の確かなビジョンを描いた。中国は発展の戦略的チャンス機をしっかりと捉えることを決意した。今後の道はより良く歩むことができ、国民はより多くの実益を得ることができ、他の国々もその中からより多くの利益を得ることができる。一方で、新たな試練も同時に増加している。国内的には、経済成長パターンの転換の推進、小康(ややゆとりのある)社会の全面的完成、近代化の実現という任務は並大抵でなく困難だ。国外的には、国際的な戦略競争と角逐の局面が一段と複雑化し、米国のアジア太平洋戦略の調整と日本の右傾化が中国に与える悪影響が徐々に顕在化している。中国はより冷静に、より努力する必要がある。中国が強国の道を着実に歩み、中華強国の道という「勢い」をしっかりと維持するには、自らの道への自信を堅持すると同時に、自らの譲れぬ一線も堅守する必要がある。「中国が平和的発展を追い求めることと核心的利益を守ることとは決して矛盾せず、二者択一ではない。中国の利益を侵害する『マイナスのエネルギー』が再び大手を振り、ほしいままにのさばることを中国は断じて認めない」ということを、「マイナスのエネルギー」の盛んな国々に対して行動によって戒告することが肝要だ。(編集NA)

 「人民網日本語版」2013年9月18日

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