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天安門テロ事件、「東トルキスタン・イスラム運動」が犯行声明 (2)

 マンスールはこの組織を代表してテロの犯行声明を出した最初の人物でもない。前出の幹部は「彼らはテロ関連の発言を度々ぶち上げる。テロ活動の本質は正常な社会生活と生産秩序を妨害し、民衆と政府に恐怖心を与えることだ。『トルキスタン・イスラム党』は国際テロ勢力を構成する一部である以上、その行動の本質は国際テロ組織と何ら変わらない。だからこそ、『トルキスタン・イスラム党』は追随者を煽動してテロ事件を起こさせる一方で、大事故について故意に犯行声明も出す。例えば2008-2009年にこの組織は、上海のある化学工業工場で起きた大きな爆発事故について犯行声明を出したが、単なる普通の操業の安全上の事故であり、テロとは何の関係もないことが最終的な調査結果により明らかとなった」と指摘。「彼らのこうしたやり方には2つの目的がある。第1にテロの雰囲気をつくり出し、テロ襲撃事件の本質的目標を達成すること。第2に国際テロ組織の世界で自らのポイントを稼ぐこと。自らの『高い能力』を他の国際テロ組織に度々誇示して初めて、国際テロ勢力の一員として認められることができるのだ。中国と国際社会は『東トルキスタン・イスラム運動』などテロ組織の取締り協力を強化している。パキスタンとトルコも中国と緊密な協力を行っている」と述べた。

 仏紙ルモンドによると、2011年以降「東トルキスタン・イスラム運動」の主体はイスラム化が進行。専門家らは「『抗争の聖戦化』というこうしたやり方は、ウイグル人の事業を助けるうえでプラスにならない。罪のない人を傷つけるこうしたテロ手段は広範な同情と共鳴を得難いからだ」と指摘した。別の仏紙は24日付論説で「10月28日の事件の発生後、『世界ウイグル会議』と海外在住の一部民主活動家は『東トルキスタン・イスラム運動』に対する中国当局の告発の信憑性に疑問を呈し、『一家3人が乗っていたというのはおかしい』『中国側の告発は信じがたい』と述べた。『東トルキスタン・イスラム運動』は活動力が強くなく、新疆以外での行動力を欠くと考える専門家もいた。疑問を呈していた人々は、今回の『東トルキスタン・イスラム運動』側の声明にばつの悪い思いをするだろう」と指摘した。

■事件を振り返る:天安門前の金水橋の柵にSUVが突っ込んで炎上、5人が死亡し38人が負傷

 10月28日12時5分頃、SUV 1台が北京市南池子南口から長安街の歩道に乗り上げ、東から西に走って天安門の金水橋の柵に突っ込んだ後、炎上。この過程で観光客複数と警察官に負傷者が出た。事故によって車内の3人と観光客2人(フィリピン人の女性観光客1人、広東省の男性観光客1人)の5人が死亡し、フィリピン人の観光客3人(女性2人、男性1人)と日本人の男性観光客1人を含む38人が負傷した。

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