中国海軍艦隊が釣魚島周辺海域を巡航
【中日対訳】 中国海軍艦隊が西太平洋海域での遠洋訓練を完了し、帰航途中の10日に釣魚島(日本名・尖閣諸島)周辺海域を巡航した。中国海軍艦隊による同海域の巡航は今年10月以来2回目。
艦隊は11月末に西太平洋海域に入って遠洋訓練を実施。遠洋作戦、艦艇・航空機合同捜索・救難、遠洋総合補給などの訓練を順調に完了し、与那国島と西表島の間の与西水道を通過して、10日午前に中国の釣魚島周辺海域に到着した。記者は「舟山」艦上から、寒波の影響で海が荒れる中、ミサイル駆逐艦「寧波」「杭州」、ミサイル護衛艦「舟山」「馬鞍山」からなる艦隊が釣魚島周辺海域を巡航するのを見た。
指揮官を務める邱延鵬・東海艦隊副司令官は「釣魚島およびその付属島嶼は古来中国固有の領土だ。中国海軍が自国の管轄海域を巡航するのは完全に正当かつ合法で、非難されるいわれはない。国家の海洋国土を守り、国家の海洋権益を守ることは、他ならぬ中国海軍が負うべき当然の義務だ」と表明した。
今年10月16日には海軍北海艦隊の艦艇7隻からなる艦隊が同海域を巡航している。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年12月11日