日本メディアが中国の釣魚島「侵入」を想定 中国空母撃沈を勝手に推測
【中日対訳】 「対中開戦、日本艦隊が中国空母『遼寧』を撃沈」「釣魚島上陸作戦の全貌」「中国の侵入に打ち勝つ方法」--。驚くような大見出しが朦々たる硝煙と軍用機や軍艦の写真と綯い交ぜになって、日本の雑誌が勝手に推測する中国の「侵入」に打ち勝つシーンが構成されている。
環球時報記者は4日、東京都内の書店で中日両軍の戦闘力を分析、比較した雑誌数冊を目にした。宝島社だけで『日本と周辺国の国防』『田母神俊雄の中国の策動に勝つ方法』『尖閣・竹島防衛戦』といった中日戦争に関する別冊3冊を出版。産経新聞グループのウェブサイトは「中国が釣魚島(日本は尖閣と呼ぶ)に侵攻した場合、米国参戦なら中国は1、2週間で壊滅」などの記事を掲載した。こうした日本メディアの報道は後を絶たない。
「日本の民衆はいわゆるエリートの発言に煽動または洗脳されて、中国に対して不当な見解も持ち始めている。これはこれまで多くは見られなかったものだ。少数の極右分子は人数は多くないが、エネルギーは小さくない」。中国社会科学院日本研究所の呉懐中氏は5日、環球時報の取材にこう述べた。「以前は右翼分子の過激な言葉やセンセーショナルな指摘はいくらかタブーだったが、現在では少なからず露骨な発言をしても避難されない。友好的な発言はかえって支持基盤がなく、攻撃されすらする。日本国民の心理に変化が生じ始めている」。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年12月6日