『中国釣魚島地名集』が出版
国家海洋局作成の『中国釣魚島地名集』がこのほど海洋出版社から正式に出版された。中国の釣魚島およびその付属島嶼(日本名・尖閣諸島)の標準地名を豊富な図や文書で解説している。
地名集は「概況」「地名」「付録」の3章構成。「概況」では釣魚島およびその付属島嶼の位置などを説明。「地名」では釣魚島、黄尾嶼(日本名・久場島)など71島嶼およびその周辺海域の名称、名称の意味、面積、長さ、幅、位置、写真、位置説明図、立体効果図に加え、大量の文献や史料によって釣魚島が古来中国固有の領土であることをあらためて明確にしている。近年中国が「中華人民共和国海島保護法」に基づき進めてきた海域・海島地名管理事業の体現だ。
国家海洋局海島管理司の担当者は「地名集は国家海洋局が『海島保護法』に基づき中国の海域・海島の名称標準化作業を行い、かつ国務院の承認を経て、釣魚島およびその付属島嶼の標準名称、釣魚島およびその付属島嶼の地理座標、釣魚島およびその周辺海域の一部地名および位置説明図を公布した後に、釣魚島およびその付属島嶼に対して行った行政管理事業の整理、まとめである」と説明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年12月5日