外交部:米国の対中政策とネットワーク・セキュリティ問題について
【中日対訳】華春瑩報道官 |
外交部(外務省)の定例記者会見で12日、華春瑩報道官が質問に答えた。
記者:ドニロン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は昨日行ったアジア太平洋政策に関する演説で、オバマ政権2期目の対中政策に言及し、ネットワーク・セキュリティ問題への懸念も表明した。これについて中国側のコメントは。
華報道官:ドニロン大統領補佐官は演説で、平和で繁栄する中国の台頭を歓迎し、「大国衝突論」を拒絶し、引き続き対中関係を強く重視し、一段と中国との意志疎通を強化し、協力を推進し、溝をコントロールし、新しいタイプの大国間関係の構築に共に尽力すると述べた。こうした積極的な姿勢表明を中国側は歓迎する。
現在中米関係はこれまでの取り組みを引き継ぎ将来の発展に道を開く重要な段階にある。中国は米側と共に、引き続き両国元首間の重要な共通認識に照らし、両国関係の大きな方向性をしっかりと把握し、各分野の調整と協力を強化し、互いの核心的利益や重大な懸念を的確に尊重・配慮する。尊重を前提に、協力をルートに、ウィンウィンを目標とする新しいタイプの大国間関係の道を共に探り、構築することを望んでいる。
ネットワーク・セキュリティは世界的な問題だ。実際には中国はネットワーク・セキュリティの面で弱い立場にあり、サイバー攻撃を最もひどく受けている国の1つでもある。中国政府はインターネット・セキュリティの問題を強く重視し、サイバー攻撃に断固反対し、法にのっとり取り締まっている。サイバー空間に必要なのは戦争ではなく、ルールと協力だ。中国は相互尊重と相互信頼の原則に基づき、米国を含む国際社会と共に建設的な対話と協力を行って、サイバー空間の「平和、安全、開放、協力」を共に守ることを望んでいる。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年3月13日