外交部長、記者会見で中米関係の将来を語る
中国外交部(外務省)の楊潔◆部長(外相)は9日、全国人民代表大会(全人代)開会中の北京の人民大会堂で記者会見した。
中国国際放送局日本語版によると、楊部長は中米関係について「中米双方は今後も共通点を見出し意見の食い違いを残し、前人未到で後世の人々の手本となるような新しい形の大国間関係を築き上げなければならない」と強調した。
また楊部長は「中国は、アジア太平洋地域において米国が建設的な役割を発揮することを歓迎するが、米国も中国の利益や関心を持つ問題に配慮するべきだ」と述べた上で「アジア太平洋地域の問題は、同地域内の国同士が解決すべきだ。中国は同地域の問題に関する中米対話と協力を推進し、この地域の平和、安定と繁栄を促していきたい」との考えを示した。
さらに「中米両国は、イデオロギーの違いを乗り越えて、古い考え方を取り去り、互いの核心的利益と重大な関心事に配慮しなければならない。特に米国は台湾などの敏感な問題を適切に処理するべきだ。中国は今後も米国との新型大国間関係の構築に努めていく。大国間関係とは相互尊重に基づくもので、協力を通じてウィンウィンを目標としている」と述べた。
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「人民網日本語版」 2013年3月9日