兪正声氏:大衆の利益を守り、暴力テロ犯罪を厳しく取り締まる
習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)は28日夜、中央政治局常務委員会会議を招集し、新疆社会の安定を維持し、各族人民の利益を守る取り組みについて検討し、計画を立てた。
兪正声中共中央政治局常務委員は29日朝、作業チームを率いて新疆維吾爾(ウイグル)自治区の烏魯木斉(ウルムチ)市に到着。全区党・政府幹部大会を招集し、中共中央政治局常務委員会会議の精神を伝達し、新疆社会の安定を維持し、各族大衆の利益を守る具体的措置について検討し、実行に移した。
兪氏は大会で、中共中央政治局常務委員会会議の考えとして「党中央はかねてより新疆工作を強く重視してきた。近年、新疆は経済発展状況は良好だが、境内外の民族分裂勢力が依然活動に力を入れており、新疆社会の安定に影響する深いレベルの問題が根本的に解決されていない。少数の犯罪分子が画策・実施する悪質な暴力テロ襲撃事件が最近連続して発生し、深刻な結果をもたらし、新疆各族大衆の生命と財産の安全に深刻な損害を与えた。これは暴力テロ活動が新疆の民族団結、社会安定に影響を与える重大な現実的危害であることを十分に物語っている。新疆各族幹部・大衆は思想と認識を中央の情勢分析・判断と一致させ、行動を中央の決定・計画と一致させ、国家統一の維持、民族団結の維持、各族大衆の根本的利益の維持の旗印を高く掲げ、常に冷静な頭脳を保ち、憂患意識を的確に高め、しっかりと先手を打ち、しっかりと主導権を握り、暴力テロ勢力と暴力テロ活動に強く反対し、打撃を与え、人民の生命と財産の安全を断固として守り、民族の団結と社会の安定を断固として守り、新疆の発展のために引き続き良好な環境を築かなければならない」と表明。
また「暴力テロ犯罪に対する徹底的取締りと高圧姿勢を継続し、強大な抑止力を形成しなければならない。社会全体の防備・制御を全面的に強化すると同時に、重点地区、重点組織、重点部分の安全・防備策を強化しなければならない」と指摘した。
さらに「暴力テロ犯罪活動に対する法にのっとった厳しい取締りを堅持し、暴力・破壊・略奪・放火などの犯罪活動が発生した場合は、法にのっとり厳重に処罰しなければならない。暴力テログループと過激組織に打撃を与える特別行動を引き続き深く繰り広げ、逃亡犯の追跡逮捕を強化しなければならない。世論誘導を強化し、権威ある情報をタイムリーに発表し、真相を暴き出さなければならない」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年6月30日