朴槿恵大統領が「史上最大」の経済代表団を率いて訪中
朴槿恵大統領の初訪中は近づくにつれて、韓国国内でも関心が空前の高まりを見せている。最新の世論調査によると7割以上の韓国人が今回の訪問に期待し、83%が韓中関係は韓日関係よりも重要だと考えている。韓国・聯合ニュースによると朴大統領は27日、「史上最大」の経済貿易代表団を率いて訪中する。朴大統領は「重要な時期に行なわれる中韓首脳会談には重大な意義がある」と公に表明した。環球時報が伝えた。
韓国KBSテレビが24日に報じた、韓半島未来財団が専門機関に委託して行なった世論調査によると、韓国国民のうち中韓関係は韓日関係よりも重要だと考える人は83%に上り、韓日関係の方が重要だと考える人は11.7%に過ぎなかった。中韓関係の将来については肯定的な見方の人が85.1%を占め、否定的な見方をする人は8.6%に過ぎなかった。間もなく行なわれる中韓首脳会談については、74.4%の人が期待を表明した。中韓自由貿易協定(FTA)については賛成が63.6%に上り、反対の24.1%を大幅に上回った。
韓国MBCテレビによると朴大統領は韓国史上最大の経済貿易代表団を率いて訪中。韓国の主な大企業の会長を含む企業界の巨頭が「大挙して西進」する。現時点の発表によると経済貿易代表団の規模は71人で、李明博前大統領の初訪中時のほぼ2倍で、朴大統領の先月の訪米時の52人も上回る。大韓商工会議所はこれについて、韓国の新内閣が中韓関係を非常に重視していることの現れであり、中小企業の代表も数多く参加しており、彼らによる中国市場の一層の開拓を後押しすると考えている。中央日報は「朴大統領と韓国経済界は中国に西進する方法について頭を絞ってきた。中国経済はすでに以前のような急成長を示すことはないし、2012年の経済成長率上位10都市中7都市が西部の省・市であることから、韓国企業界は経済的に比較的立ち後れた中国西部地域への攻勢に着手した」と指摘した。
韓国SBSテレビの24日の報道によると、朴大統領は同日大統領府首席秘書官会議で、朝鮮半島の非核化を実現するため、誠意を示して国際対話の舞台に復帰するよう中国との協力を通じて朝鮮を説得すべく努力すると表明した。朴大統領は同時に「韓中両国共に今年新政権が発足した。現在は朝鮮半島情勢を含め、政治・経済各方面共に重要な時期にある。こうした状況下で行なわれる韓中首脳会談には、なおさらに特別な意義がある」と表明した。
「朴大統領の対中魅力攻勢」。ロイター通信は23日この見出しで「東アジア情勢はただならぬ時期にあり、中国や韓国と朝鮮、日本との関係はいずれも試練を受けている。今回の中韓首脳会談は両国にかつてない蜜月期を開く」と分析。「中国では韓国のファッション、ロックスター、人気ドラマの俳優に夢中になる若者が少なくない」と指摘。そして「中韓首脳会談では朝鮮核問題が重点となる」と報じた。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年6月25日