朴大統領訪中に最高の歓待 習主席「古くからの友人」
韓国の朴槿恵大統領は27日、「史上最大規模」の代表団を率いて訪中し、「史上最高の歓待」を受けた。両国首脳は会談を行ない、共同声明を発表するとともに、一気に8つの協定に署名し、中韓戦略的協力パートナーシップに確かな中身を加えた。このように盛大な交際は中韓両国共に余り見られず、大国元首外交の風格が大いにあり、その注目度も大国元首外交に事実上ひけをとらない。環球時報が伝えた。
韓国・聯合ニュースの報道によると、朴大統領は27日午前に北京へ出発し、4日間の公式訪中を開始した。朴大統領に同行する使節団は4大経済団体の会長や大企業のトップを含む71人からなり、史上最大規模だ。
韓国外交筋は中国は「歴史上最高の歓待」で朴大統領を接待したと述べた。韓国紙・毎日経済は27日付で「朴大統領は北京到着後ただちに中国側から心づくしの歓待を受けた。朴大統領を北京首都空港で出迎えたのが、通常のアジア担当次官ではなく張業遂筆頭外務次官だったことは、朴大統領に対する中国側の厚い待遇をはっきりと示すものだ。簡単な歓迎式典の後、朴大統領は中国側の用意した防弾仕様の紅旗で釣魚台迎賓館へ向かった。紅旗は中国の自動車ブランドで、中国側が外国首脳に通常用意する儀礼車でもある。中国建国後の歴代指導者はみな紅旗に乗って部隊を観閲しており、中国で長年高い評判を保っている」と報じた。
習近平国家主席は27日午後に人民大会堂で朴大統領と会談を行なった。会談開始時、習主席は中国政府と中国人民および個人として、朴大統領の公式訪中に熱烈な歓迎の意を表し「朴大統領は中国人民の古くからの友人であり、繰り返し訪中している。今回の中国の旅が朴槿恵大統領に素晴らしく、深い印象を残すことを希望する」と述べた。