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中国が発した海洋権益維持の最も強いメッセージ

 中国の習近平国家主席が解放軍建軍記念日を前に行なった、海洋権益の維持に関する談話が力強く、気迫に満ちていたことにAP通信、ロイター通信、ブルームバーグ、共同通信など世界の著名メディアはこぞって注目した。あるメディアは「中国は海洋領土紛争の交渉による平和的解決を望むが、中国の主権を損なうことはあり得ず、防御能力もさらに強化する」との言葉を報じた。この「中国の強いメッセージ」は、日本が中国による東中国海探査についてわめき立て、妨害しようし、フィリピンが「中国を訴える」仲間に他国を引き入れようとする中で発せられたものであることから、なおさらに注目を集めた。(文:賈秀東・本紙特約論説員、中国国際問題研究所特別招聘研究員。人民日報海外版「望海楼」掲載)

 中共中央政治局集団学習は2002年に始まって以来、中国の平和的発展の道における重大な戦略的注目点の反映、重大な政策の推進強化のシグナルとなってきた。先日の集団学習では海洋強国の建設がテーマとなった。これは過去10年余り、85回の集団学習で初のことであり、海洋強国の建設と海洋権益の維持を新指導部が強く重視していることの現われだ。

 沿岸国の経済、安全保障、外交戦略における海洋の重要性は21世紀に入り一段と際立ち、各大国による海洋での戦略角逐が激しさを増し、中国に関わる海洋権益争いも複雑さを増している。日本、フィリピン、ベトナムといった海を隔てた隣国は、中国の島や礁、海域を侵奪・占拠する不法行為の強化を企てている。米国の「リバランス戦略」は本質的にアジア太平洋地域での同盟とパートナーシップを強化し、海洋から中国に対する戦略的優勢を維持し、防備と牽制を強化しようと企てるものである。

 中国にとって海洋は持続可能な発展を実現するための重要な空間であり、資源を保障するものであると同時に、平和的発展の戦略的チャンス期が直面しうる脅威の潜在的な源でもある。このため、まさに習主席が指摘したように、中国にとって海洋強国の建設は、持続的で健全な経済発展を後押しし、国家の主権、安保、発展上の利益を守り、ややゆとりのある社会を全面的に完成し、さらに中華民族の偉大な復興を実現するうえで、重大かつ計り知れない意義を持つ。

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人民日報評論コラム「望海楼」

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