日本夏ドラマ「半沢直樹」、上司に「倍返し」で一人勝ち
2013年7月期ドラマの視聴率がすべて出揃った。「救命病棟24時」、「ショムニ2013」、「斉藤さん2」、「DOCTORS2 最強の名医」といった人気ドラマは期せずして同様にパート2が打ち出されたが、TBSドラマ「半沢直樹」には及ばなかった。「半沢直樹」の視聴率は放送開始から初回19.4%で好スタートを切り、第2話で初めて21.8%として20%の大台を突破したほか、28日に放送された第3話では今年の民放ドラマの最高視聴率(22.9%関東)を記録。このシーズン最も評価の高いドラマとなっている。人民網が伝えた。
■ 「やられたらやり返す。倍返しだ!」半沢直樹はいかに上司に反撃するか?
このドラマは、間違ったことがあればたとえ上司であろうと態度を曲げない主人公を描いた痛快・金融エンターテインメントドラマだ。バブル期に銀行に入行した半沢直樹(堺雅人)は大阪西支店融資課の課長として活躍していたが、支店長が強引にとってきた企業の5億円もの融資焦げ付きの責任をすべて押し付けられる。かくも陰湿な銀行業界で半沢直樹はいったいどのように実力を発揮し、生き抜いていくのか?
A 勇敢な男を支える二人の仲間
半沢直樹は決して一人で戦っているわけではなく、支えてくれる仲間がいる。一人は、同期入社の近藤直弼(滝藤賢一)で、仕事の重圧で鬱となってしまう繊細な男だが、剣道仲間として半沢直樹の精神的な支えとなっている。もう一人は同期入社の本部に勤務する渡真利忍(及川光博)で、職員の情報を収集する噂好きのキャラクターだが、情報面で半沢直樹をバックアップする。二人の同期が精神面と実務面で力となり、半沢直樹の負担を軽減させている。
B 夫を支えるできた妻
同ドラマでは半沢直樹の妻役に扮する上戸彩がすばらしい演技を見せている。中国や日本に限らず、世界中どこであろうと、妻が夫に吹き込む話の影響力は無視できないものがある。特に主婦同士のお茶会が頻繁に行われる日本ならなおさらだ。家にできた妻がいて、苦労をいとわず家事をこなし、会社で挫折を味わった夫が家に帰ってくれば、可愛らしく夫を激励する。男が外で女が内という伝統的な日本の家庭において、これ以上何を望むというのか?