製造業PMI 3カ月連続上昇 17カ月ぶり最高に
中国物流・調達連合会と国家統計局サービス業調査センターが1日に発表したデータによると、今年9月の製造業購買担当者指数(PMI)は51.1%で、前月を0.1%上回った。3カ月連続で上昇しており、2012年5月以来17カ月ぶりの高い水準となった。新華網が伝えた。
PMIを構成する12の個別指数のうち、完成品在庫指数、従業員指数、業務活動期待指数が小幅に低下したのを除き、主要指数は軒並み上昇した。
同連合会の蔡進副会長の分析によると、新規受注指数、生産指数、購買量指数など主要な指数は引き続き小幅に上昇し、当面の経済成長の安定ぶりを示した。国務院発展研究センターの張立群研究員によると、PMI指数は継続的に上昇したが、上昇幅の著しい縮小は経済の上昇パワーが弱いことを示しており、今後の経済成長は全体として穏やかなものになると予想されるという。
具体的にみると、主要指数のうち、新規受注指数は52.8%で前月比0.4%上昇した。生産指数は52.9%(同0.3%上昇)、新規輸出受注指数は50.7%(同0.5%上昇)、輸入指数は50.4%(同0.4%上昇)、購入価格指数は54.5%(同1.3%上昇)、調達量指数は52.5%(同0.5%上昇)。業務活動期待指数は58.4%で同1%低下した。
張研究員によると、受注関連の指数、購入価格指数は引き続き上昇し、調達量指数と原材料在庫指数も上昇し、企業の生産経営活動が引き続き回復状態にあることがわかる。完成品在庫指数と業務活動期待指数の低下から、今後の市場に対し企業が慎重な見通しをしていることがわかる。蔡副会長は、購入価格指数が継続的に上昇しており、経済の安定回復プロセスで形成された価格上昇圧力に注意する必要があると警告する。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年10月1日