拾った宝くじで500万元の大当たり 捨てた当人は800万元を当てる
この2枚の数字選択式宝くじの当選券はいずれも大楽透(Super Lotto)12146期で、売場は江蘇連雲港07632、番号も全て一緒で今期当選番号の「01 10 13 17 26+06 08」。ただ1枚は10元券(500万元の当たり)、もう1枚は追加の15元券(800万元の当たり)だ。10元の販売日時は12月12日午後5時41分46秒、15元の販売日時は12月12日午後5時42分0秒で、わずか14秒の差しかない。額面と販売時間から見て、同一人物が購入したと考えるのが普通だ。羊城晩報が伝えた。
500万元(約7000万円)を当てた馬さんは換金のため江蘇スポーツ宝くじセンターへいち早く訪れた。500万元しか換金しない馬さんを見て職員は800万元(約1億1千万円)の方の行方をたずねた。「知らない」。馬さんは訳が分からないようすだ。購入時間が10数秒しか違わないのに知らない?馬さんは落ち着いた様子で周囲の人に説明した。「この券は実は売場で拾ったもの。他の人が投げ捨てた券だがいらないかと売場の主人にたずねられたが、1人は他人の買った券は嫌だ、そうしても自分で買わなくてはと言う。私もしょっちゅう買いに来ていて、誰もいらないならもらおうと思っただけで、本当に大当たりするとは思わなかった」。
続いて800万元を当てた牛さんがやって来たことで、全ての謎が解けた。10元の券は間違いなく牛さんが売場でいらないと思って捨てたものだった。キャンペーン中なので、前の番号と同じ番号を追加で買ってみたのだという。牛さんが買ったのは自動選択で選ばれた番号で、3期続けて買って、最後に一挙に800万元の大当たりとなった。
捨てた500万元については後悔していないのだろうか。牛さんの答えは思い切りのよいものだった。「後悔していない。どうして後悔する必要があるのか。私はすでに800万元当てた。追加しなければ、500万元しか当たらなかったんだ」。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年1月2日