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中国、座ったままでも快適に眠れるアイテムが人気に

「硬座宝」のイメージ図

 「春運」(春節前後の帰省ラッシュ、今年は1月26日から3月6日の40日間)期間の列車チケットの予約が既に始まり、売り切れも続出している。そんな中、列車の中で値段の最も安い「硬座(向かい合わせの一般座席)」でも、快適に寝ることができるアイテム「硬座宝」が「春運」の必須アイテムとネットユーザーらの間で人気を博している。河南省紙「河南商報」が報じた。

 あるショッピングサイトで、「硬座宝」と入力し検索すると、ショップ50件が同商品を販売していた。「硬座宝」の外観は譜面台と似ており、値段は100-300元(約1400-4200円)。

 同アイテムを発明した陳明健さんは、「2つの枕を支柱に取付けることで、座っている時、腰椎や頸椎にかかる負担を軽減し、座席に座ったままでもゆっくりできるようにした」と語る。

 陳さんによると、「硬座宝」は「中国ですでに特許を取得済み」といい、実際に特許などを所管する「国家知識産権局」(SIPO)のサイトにアクセスしてみると、「多機能旅行睡眠支架」の名前で登録されていた。

 河南省鄭州人民医院整形外科の袁医師は、「『硬座宝』は発想がいい。腰椎や頸椎にかかる負担を胸部にかかる負担に換えることができる」と好評価。

 ただ、「長時間座っていると、腰や背中の筋肉を痛めやすい。長距離の旅行の場合、頻繁に全身を伸ばすことが必要。長時間同じ姿勢で座っていると、坐骨神経を圧迫し、下半身に軽度の水ぶくれを引き起こしたりする可能性がある」とし、「長時間の使用は避けた方がいい」と注意を呼び掛けている。(編集KN)

 「人民網日本語版」2013年1月17日

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