台湾女優リン・チーリン、動画で「反原発」呼びかけ
台湾「媽媽監督核電廠聯盟(母親原子力発電所監視連盟)」は25日、同連盟の発起人の一人である台湾トップモデルのリン・チーリン(林志玲)が登場する「反原発」キャンペーン動画が同日、ネット上に公開されたことを明らかにした。彼女は、動画の中で、「人間が大自然に抵抗することなど不可能だ。私たちに選択肢が与えられているのなら、この地球上に危険を及ぼし得るものを生み出すことは一切許してはならない」と訴えた。中国台湾網が伝えた。
彼女は、「人間が大自然に抵抗することなど不可能です。危険なことが起こっても、私たちは自らを救うことはできません。次世代の子供達のために、さあ、この瞬間から、私たちは一つになり、現在の自分、将来の自分、そして次の世代に対し責任を持とうではありませんか」と強く訴えた。
リン・チーリンのメッセージの全文は以下の通り。
「皆さん、こんにちは。リン・チーリンです。原子力発電所やこれに関する専門用語について、本当に正しい知識を持っている人は少ないと思います。でも、皆さんも私も、自分の母国や故郷を大切にする気持ちは一緒だと思います。今、私たちに選択肢が与えられているのなら、危険を起こし得るものをこの地球上に生み出し、最も愛する友人や家族に危害が及びうる事態を招くことを、私は断じて許しません。皆さんも私と同じ気持だと思います。そして、多くの天災を通じて、私たちは、人間が大自然に抵抗することは全く不可能であり、危険なことが起こっても、私たちは自らを救うことなどできないことを思い知らされました。そして今、私は、私たちがこの瞬間からひとつになり、次世代の子供達のために、現在の自分、将来の自分、そして次の世代に責任を持つことを強く願っています。私たちにはまだ、選択の余地が残されています。今のうちに、私たちは責任について学び、健康的な生活を送る方法について学ばなければなりません。そして、この学びは、何物にも代えがたく、いくらお金を出しても買うことのできない、一生の宝物になることでしょう。どうもありがとうございました」。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年2月28日