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第2次大戦時に中国兵に嫁いだ日本人看護婦 一生を贖罪に

89歳になる伊藤郁子さん。まだまだ元気だ。

 江蘇省如皋に伊藤郁子さんという89歳になる日本人の高齢女性が住んでいる。抗日戦争末期に中国に来た彼女は死の危険に直面しながらも逃れて生存し、抗日戦争の勝利後も中国に残って中国人と結婚した。「私が中国に来たのは贖罪のためで、日本人に替わって償うためだ。日本人は中国人に多くを負っている」と伊藤さんは語る。揚子晩報が伝えた。

 忘れがたい記憶

 第2次大戦末期


 伊藤さんは1925年に日本の岩手県の普通の農家に生まれた。

 20歳になった伊藤さんは1945年、日本・盛岡市の赤十字会の看護士学校を卒業し、「中国東北第1陸軍」野戦病院に看護士として派遣された。そこで彼女は中国人に対する日本軍の残忍さを目撃し、心の中は申し訳なさで一杯だった。日本軍の敗戦で、彼女は命の危険から逃れ、解放軍医療救護隊に留められ、負傷者の治療に加わった。

 抗戦勝利後

 中国で愛を手に


 抗日戦争の終了を迎え、伊藤さんには2つの道があった。日本へ帰る道と、中国に留まる道だ。「私は父母に会いたかった。しかし日本軍が刀を振るって中国人を虐殺する凄惨な場面が浮かんで、心を苦しめた。この血の償いは日本人が子々孫々までかかっても償えるものではない。私が残って償おう、と考えた。」こうして伊藤さんは解放軍牡丹江野戦病院の看護士となった。

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