暴力事件で新疆の安定を揺るがすことはできない
新疆維吾爾(ウイグル)自治区カシュガル地区マラルベシ県で23日、暴力・テロ事件が発生し、人民警察や地元職員ら15人(ウイグル族10人、漢族3人、モンゴル族2人)が死亡した。テロリストは極めて凶悪で残忍であり、被害者の一部は彼らと同郷だ。過激主義には理性を失わせ、狂気へと向かわせる邪悪な力が本当にあるのだ。(環球時報社説)
この最新の殺人事件は、新疆ウイグル自治区のテロとの戦いがどれほど長い道のりであるかを浮き彫りにした。だが今回の事件は自治区の安定の大局への打撃にはならず、自治区情勢は全体として制御可能であり、人々の心は社会の平和と繁栄へと向かっていることを指摘しておかなければならない。テロリストの残虐行為は自治区の大きな民意に著しく背くものであり、自治区各族人民の根本的利益を損なった。彼らはひとつまみの邪な過激派であり、自治区各族人民共通の敵だ。
「世界ウイグル会議」は事件発生後直ちに、国外からテロリストを弁護した。今回のテロ事件を喜んでいるのは、中国と長年敵対してきた、あるいは中国を戦いの相手と見なしてきた勢力、および中国から逃げていった政治亡命者ばかりだ。
こうした勢力は新疆ウイグル自治区が混乱して、中国の発展が妨げられることを望んでいる。だが中国は近代以降最も強大な時期にあり、復興の勢いが強い。分離独立主義は今日の中国において精神錯乱のうわごと同様で、全く訴求力を持たない。暴力・テロ行為は中国の現実において、大規模な拡大への思想・組織上のルートを持たず、気勢面でも呼応や結びつきを形成しえない。彼らは孤立しており、人の心を動かすことはできない。
新疆ウイグル自治区ではここ数年、暴力・テロ事件が絶えないが、自治区社会は非常に安定して自信を抱き、中国社会全体も自治区に対して安定して自信を抱いている。「7.5」事件後、自治区社会の持続的好転基調は、いかなる暴力事件によっても断ち切られていない。