仏政府、中国人留学生襲撃犯を正式起訴
フランス政府は、14日にジロンド県ボルドー近郊で発生した中国人留学生襲撃事件の容疑者3人を正式に起訴した。フランス通信社(APF)によると、フランス政府と中国政府はともに、今回の襲撃事件に対して厳しい非難を表明している。19歳から20歳の酒に酔った現地の若者3人が、中国人留学生を襲い、容疑者はその後身柄を拘束された。ロシア国営ラジオ放送「ロシアの声」の17日付報道を引用して人民網が伝えた。
フランス政府は、外国人を排斥する今回の行動を厳しく非難し、国家の名声を損なったと批判した。在仏中国大使館も、今回の事件を厳しく非難し、フランス当局に在仏中国人の安全を確保するよう要請した。
中国外交部(外務省)公式サイトによると、外交部の華春瑩報道官は17日、定例記者会見において、「中国政府は、フランスで中国人留学生が襲撃された事件について、フランス政府に対し、彼らが適切な処理を行い、法律にもとづき犯人を厳しく処罰するよう求めた」と語った。
華報道官は、記者からの質問に対し、中国側は14日にフランスで発生した中国人留学生襲撃事件について、激しい非難を表明したと述べた。
華報道官によると、事件発生後、外交部と在仏中国大使館は事件を極めて重視し、大使館員を現地に派遣し、被害に遭った留学生のサポートに務めたという。負傷した留学生は適切な手当てを受け、命に別条はない。
ワイン醸造技術を学ぶためフランスに留学していた6人の中国人留学生は14日、西部ジロンド県の住宅街で、酒に酔った若者に襲撃され、留学生の1人はガラス瓶で顔に深い傷を負った。留学生を襲った3人は、現地警察に拘留された後、16日午後にボルドー検察院に身柄を移された。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年6月18日