台湾観光の満足度、中国大陸部客が最高
台湾を訪問する観光客数が毎年のように過去最高を記録している。2012年は、延べ730万人を突破し、観光客が過去最高となる約3500億台湾ドル(約1兆1500億円)を落としていったため、同地の観光業界はほくほく顔だ。台湾各地の観光客の消費額を見ると、最もお得意様になっているのは、「日本人観光客」で、2位が中国大陸部からの観光客だ。さらに、観光客の95%が台湾旅行に「満足」していると感じ、中でも中国大陸部からの観光客は98%が「満足」している。 新華網が報じた。
台湾メディアの報道によると、近年、同地の「交通部観光局」は観光事業を積極的に発展させ、観光客の消費を効果的に促している。統計によると、昨年の観光客数は前年比20.11%増の731万人に達した。また、観光外貨収入は117億6900億米ドル(約1兆1700億円)に達した。現地通貨に換算すると前年比6.36%増の約3485億台湾ドルだ。
一方、台湾を訪問する観光客の目的や消費、満足度などを把握しようと、同局は昨年1-12月、桃園国際空港、高雄国際空港、台北松山空港などで 「観光客の消費と動向調査」を実施し、観光客6015人の回答を得た。
同調査の結果によると、台湾を訪問する観光客の1人当たりの平均消費額は1日当たり234米ドル(約2万3400円)だ。うち最も多いのが日本人観光客の同308米ドル(約3万円)で、2位が中国大陸部からの観光客の同265米ドル(約2万6500円)だ。
お金の使い先別に見ると、ショッピングに最も多くのお金を使っているのは中国大陸部からの観光客で1人当たり1日157.37米ドル(約1万5700円)だ。そのうちの58.32%は、真珠や宝石、玉の工芸品の購入に使われている。一方、日本人観光客は同71.36米ドル(約7100円)で、そのうちの22.31%が名産品や特産品の購入だ。
このほか、台湾を訪問する観光客の95%が、旅行に「満足」していると回答し、2011年より2ポイントの上昇となった。中でも、中国大陸部からの観光客の満足度が最も高く、98%以上が「満足」と答えた。以下、欧洲97.45%、香港・澳門(マカオ)約96.1%と続き、日本は92%だった。一方、「満足」と回答した韓国人観光客は84.8%にとどまった。ただ、昨年と比較すると、韓国人の満足度は12ポイント増と最高の伸びとなった。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年7月18日