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被災者の避難生活安定化を加速 甘粛地震

 甘粛省地震災害救済指揮部によると、24日午後1時の時点で、甘粛省定西市岷県と◆(=さんずいへんに章)県の境界付近で発生したマグニチュード(M)6.6の地震による被災者の数は78万100人、95人が死亡した。緊迫した捜索救助活動によって、これまでに全ての行方不明者が発見された。救援隊員は生き埋めになった74人を倒壊した家屋から救出、うち58人が無事生還した。人民日報が報じた。

 被災者救済の活動は現在、行方不明者の救助から、被災者の避難生活の安定化や被災地での生活・秩序立った生産活動の回復へと重点がシフトした。各避難所への被災住民の避難が加速され、被災者は、生活上の基本的保障を得ることができるようになった。医療・防疫・心理的ケアに携わる各分野の救援スタッフは全て、被災地に到着した。被災した市・県の医療機関には、負傷者のニーズを満たすのに十分な血液が確保されている。災害後の防疫措置を徹底するため、衛生部門は被害が深刻だった9つの郷・鎮に19カ所の漢方薬湯配布所を設けたほか、防疫措置に使うニンニクやアルファルファを緊急調達した。
 
 被災者が24日午後に明らかにしたところでは、岷県梅川鎮地布尺村に救援隊員や救援物資がまだ入っておらず、テントや食品が急ぎ必要という。梅川鎮党委員会の周竜平書記は、「地布尺村は、梅川鎮の中心部から6キロメートルほど離れている。村に通じる道が地震のために通行困難となり、その上悪天候によって、準備している被災者用救援物資を村に届けられない状態だ」と説明した。梅川鎮政府弁公室は24日午後10時、被災者用救済物資輸送車が村に入ることができるよう、夜を徹して道路の修復を進めていることを明らかにした。

 甘粛省人民代表大会常務委員会主任を務める省委員会の王三運書記や省委員会副書記を務める劉偉平省長らは24日、蘭州軍区蘭州総病院に赴き、被災地から運ばれて治療を受ける負傷した被災者を見舞った。

 地震発生後、甘粛省は地震救援環境応急措置を発動、省環境保護庁応急観測チームは、被災地住民の飲用水の水源地と河川断面の水質サンプリング調査を実施した。その結果、飲用水の水質には特に異常は認められず、放射線源・危険化学製品漏れなどの突発的環境汚染事故も発生していないことが明らかになった。(編集KM)

 「人民網日本語版」2013年7月25日

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