猛暑続きの中国 「ホット」な笑い話で暑さを凌ぐ人々 (2)
新浪微博では、「暑さ」「酷暑」にまつわる投稿が1400万件を超え、「暑さ」に関連した笑い話とコメントも1万件を上回った。
「猛暑」がおさまらない天気が続く中、中国人はそれをネタにした笑い話で涼をとり、たとえ一時であれ、爽やかさや満足を心と身体にもたらしている。だが、「笑い話」だけでは、この猛暑から逃れられないのは明らかだ。
上海では、仕事とは関係のない状況で熱中症になり、死亡した市民が10人を超えた。江南では、重度の熱中症である「熱射病」患者が発生、体温がかなり上がり、複数の内臓に衰弱が見られた。北京駐在のケニア人記者Jas Baruchさんは、「灼熱の太陽を見ると、自分の生まれ故郷を思い出すが、まだ何とか耐えられる」と話した。
気象部門と洪水干害防止指揮部門はそれぞれ、高温・干ばつ気象に対応するため緊急措置を発動させた。浙江省金華市や温州市では、市民が涼をとれるよう、防空壕が開放された。また、杭州の某企業は、1千人の従業員に対して、10日間の「一斉高温休暇」を実施した上、通常の給料に上乗せして「高温手当」を支給した。この企業は、「企業の風格と心意気が、気温の上昇に伴い急上昇した」と絶賛された。
気象専門家は、「今夏の中国の猛暑は、亜熱帯高気圧の勢力が極めて強く、高気圧に支配されている時間が長い上、大型台風などの対抗勢力がやって来ないことによる」との見方を示している。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年8月1日