中国南方の高温天気、観測史上最も強烈
中国国家気候センターは12日、7月1日から8月10日までの期間、南方の上海・浙江・江西・湖南・重慶・貴州・江蘇・湖北8省(直轄市)における高温・熱波は、正式な気象観測が始まった1951年以来最も強烈なものとなったことを明らかにした。人民日報が報じた。
南方8省・市の平均気温は29.6℃と、平年年同期の平均より2.0℃高く、1951年以来最も高い気温となった。平年最高気温は34.6℃と、こちらも1951年以来最高。高温日の平均日数は25.3日と、1951年以来最も多かった。これまでに高温天気が最も激しかった2003年と比較すると、地域平均の高温日の日数は3日多かった(2003年は22.4日)。江蘇、浙江北部、安徽北部、湖北中西部、湖南北部、重慶各地の高温日の日数は、3日から10日多かった。35℃以上の高温となった地域の範囲は2003年とほぼ同じだが、40℃や42℃まで上がった地域の範囲は2003年より大きかった。長江デルタ地域、重慶、湖南北部で記録した最高気温は、2003年同時期より1-2℃高かった。気候学的な分析によると、南方の今年の高温・熱波は、1951年以来最強となった。
南方地区の日最高気温が過去最高を記録した地点数は延べ462地点と、2003年同期を上回り、この時期としては過去最多をマークした。また、南方8省・直轄市(上海・浙江・江西・湖南・重慶・貴州・江蘇・湖北)の平均降水量はわずか99.2ミリメートルと、平年同期比55.4%少なく、1951年以来の最低記録を更新した。浙江、安徽、湖南、貴州各地の降水量はいずれも、1951年以来最も少なかった。
気象観測データによると、江南、長江・淮河流域、江漢、重慶の各地では、今後3日間も高温天気が続く見込み。12日午後6時、中央気象台は19日連続となる高温オレンジ色警報を発令した。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年8月13日
中国、猛烈な暑さ