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北京など4都市のATMに通し番号記録機能 偽札対策

 2日より、北京、上海、広州(広東省)、南京の4都市の現金自動預け払い機(ATM)に、紙幣の通し番号を使った検索機能が追加された。同4都市の一部のATMには、「同機から出る現金の通し番号は記録されています。偽札関連の問題が発生した場合にのみ証拠として検索できます」と書かれたブルーのラベルが貼られている。 中国広播網が報じた。

 人民元の左下には10桁の通し番号が印刷されている。この通し番号は紙幣ごとに異なっており、同じ番号はないため、紙幣の「身分証明書」とも言える。では、今後利用者はどのように検索を行えばいいのだろう?ATMから偽札が出てきた場合、どのように自分の権利を主張すればいいのだろう?

質問1:銀行は人民元の通し番号を逐一記録しているのか?

 商業銀行はさまざまな技術を使って、ATMから出る全ての100元(約1600円)札の通し番号を記録している。今後、銀行と客の間に偽札をめぐるトラブルが発生した場合、この記録が有力な証拠となる。通常の取引の際には、同記録がプリントアウトされて客に提供されることはない。

 中国農業銀行北京支店の関係者は、「現金自動支払機とATMの記録の仕方は異なるが、いずれも該当機器から出されたお金かを調べることができる。ATMにそのものには記録機能はないが、お金が出される前に、選別機で通し番号を記録できる。そのため、選別機を使って通し番号の検索ができる」と語る。

質問2:ATMから偽札が出てきた場合どうすればよいのか?

 現在、ATMには検索機能があり、万が一偽札が出てきた場合、1カ月以内なら銀行で検索できる。

 中国農業銀行運営管理部の柳紅・副総経理は、「偽札が出てきた銀行に行って、通し番号検索を行うのが一番いい。そうすれば、検索の効率が高まる」としている。

 同銀行北京支店のスタッフによると、検索申請から3日以内に証拠検索と補償を行うという。

質問3:中国全土の銀行ではいつ同サービスが始まるのか?

 中国人民銀行(中央銀行)は、「中国のすべての商業銀行は2013年末までに、利用者がおろす100元札の通し番号検索サービスを開始しなければならない。2014年末までに、ATMから出る100元札の通し番号検索サービスを始めなければならない。2015年末までに、銀行のカウンターから出される100元札の通し番号検索サービスを開始しなければならない」と指示している。(編集KN)

 「人民網日本語版」2013年9月2日

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