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北京、地下鉄のトラブル情報を14分以内に発表へ

 北京市軌道交通(地下鉄・都市鉄道)指揮センターは23日、同市の地下鉄運営会社や京港地鉄などと共同で、「北京市軌道交通路網突発事件乗客情報発表規則」を発表した。11月1日より、北京の地下鉄で故障など突発的なトラブルが発生した場合、最速で14分以内に、その情報が地下鉄の公式サイトや「微博(ウェイボー・ミニブログ)」の公式アカウント、無料メッセンジャー「微信(ウィーチャット)」などのネットプラットホームに掲載され、利用者に注意が呼び掛けられるようになる。また、地下鉄部門は故障の復旧に要する予想時間などの情報の公表も始める。北京日報が報じた。

9カ月で地下鉄の故障13件

 現在、北京市の地下鉄・都市鉄道網は総延長456キロに達し、平日の利用者は1日当たり延べ1千万人に上っている。そのため、運営にも大きな負担がかかり、故障も多発している。前出指揮センターの統計によると、今年1月から9月の間に、北京の地下鉄で発生した乗客の足に影響する故障は13件に上る。

 同センターの梁平・常務副総経理によると、これら故障のうち約8割が信号や車両の問題。線路が市内の中心地に近づくほど、故障発生時間がラッシュ時間帯に近づくほど、事故の及ぼす影響が大きくなるという。例えば、9月16日に4号線で発生した故障は、約11万人の乗客、今月14日の10号線の故障は、約10万人の乗客の足に影響が出た。

10分以内に応急対策発動

 早朝や夕方のラッシュ時に突発的なトラブルが発生した場合、今後速やかにその情報が乗客に伝えられることになる。同センターによると、現在、列車の間隔が最も短い地下鉄2号線と4号線を例にすると、早朝や夕方のラッシュ時には最短2分おきに列車が走り、列車が4分遅れると、応急対策が発動されるようになる。乗客は5分以内に、駅の中や列車の乗客情報システム(PIS)を通して故障の状況を知ることができる。その後、10分以内に公式サイトや「微博」などを通して故障情報が発表される。つまり、故障から14分以内にこれらの情報が発表されるということだ。これまでなら、少なくとも23分かかっていた。

 梁副総経理によると、「列車の間隔が5分以上の路線でも、最低で10分以内に応急対策が発動する」といい、「現在、同市には携帯を使った情報発表システムはまだないが、交通部門がその導入を検討している」という。

 梁副総経理はまた、「地下鉄で突発的なトラブルが発生する原因はいろいろあり、処理に必要な時間も異なる。そのため、『最長で○時間』とは明確に規定するのは難しい。しかし、新たな規定は、情報発表の流れを明確にしており、新たな情報があればすぐに乗客に発表されることになる。特に、乗換駅の利用者制限などの情報はリアルタイムに発表しなければならない」と指摘している。(編集KN)

 「人民網日本語版」2013年10月24日

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