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中国企業家の3大難問 ボアオ・アジアフォーラム (2)

 ロイター社が同日伝えたところによると、この報告は10数分野の中国の小規模・ミクロ型企業1000社を調査研究したもので、このうち銀行から資金を借り入れられたところは40%にとどまった。

 ▽第二の難問:イノベーション

 1991年のノーベル経済学賞受賞者で102歳になるロナルド・コース氏は、高齢のためフォーラム会場には姿を現さなかったが、自筆の書簡を寄せて中国企業家に「みなさんはイノベーションで主にどのような困難があるとお考えか」と質問を投げかけた。

 2006年のノーベル経済学賞受賞者でコロンビア大学教授のエドムンド・フェルプス氏はフォーラムに出席し、「アジアの自主イノベーションの推進にとって主な障害は何か。政府の問題か、それとも資金の問題か」とたずねた。

 海南航空の陳峰董事長は次のように述べた。中国がイノベーションのメカニズムを生み出すには長い時間が必要であり、時間をかけなければイノベーション人材を育成することはできない。中国の民間企業の多くは(米アップル社を創立した)スティーブ・ジョブズ氏の素質を備えている。冒険心に富み、こだわりをもち、ちょっと風変わりで、想像力に溢れた行動をこつこつ積み上げ、イノベーション能力という点ではジョブズ氏に引けを取らない。中国にはイノベーションの人材がいないのではなく、イノベーション成果を育む土壌が欠けているのだ。最も関心があるのは、なぜわれわれにはアップルを生み出す土壌がないのかということだ。

 宝塔石化集団董事局の孫◆超主席によると、現在、科学者がおかれている外部の環境は、科学者が心を落ち着けて研究に力を注ぐことを許さない。特に具体的にイノベーションを投入する段階になると、期待される目的や要求が非常に高く、(資金を)投入する時、商品の売買と同じように判断する。これは事実上科学者の失敗を許さないということになる。科学イノベーションとは失敗のプロセスを踏むものであることを理解しなくてはならない。

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