中日韓自由貿易圏 世界3位の経済ブロックになる (2)
話し合いでは参加者から、中日韓自由貿易圏交渉は内容が広い範囲にわたるもので、関税の軽減だけでなく、産業協力、貿易の利便化、基準の制定なども含めるべきとの意見が寄せられた。農業などの「敏感」な分野、交渉の進め方といった具体的な問題について、詳細に検討し、妥当な解決をはかるべきとの意見も出された。兪副代表は、交渉では開放レベルが高く、ルールや基準のレベルも高く、利益がおおよそ均衡する貿易の自由化・利便化合意の締結に向けて努力すると話す。また未来の3カ国の自由貿易圏をめぐる合意は、平等で相互利益の合意になると述べた。
中日韓自由貿易圏交渉は12年11月に正式にスタートし、今年3月には韓国・ソウルで初会合が行われた。第2回会合は今年7月に上海市で、第3回会合は年末に日本で行われる予定だ。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年6月20日