北京の住宅価格、今後も続騰か ノーベル賞受賞者が予想 (2)
北京のオフィスビルの価格は世界2位、もしくは3位となっている(1位はロンドン)。北京では、自宅購入の他に投資目的で住宅を購入する人がいる。これもまた、住宅価格が下がらない原因だ。全体的に見て、北京の住宅価格の発展は、経済発展の法則にかなっている。
◆若い人材が既存の体制に入ることは、人材の浪費につながる
今年で80歳になったエドムンド・フェルプス氏(米国人)は、2006年にノーベル経済学賞を受賞した。フェルプス氏は11日のフォーラムで、新書「大衆の繁栄」で記した、「経済の発展には革新が必要であり、革新は国民全員が参与しなければならない」という観点を示した。フェルプス氏は次のように指摘した。
国家の経済活力を観察する際には、主に二つの要素に注目する必要がある。それは新設企業数と成長の状況だ。中国と米国には現在、似たような問題が存在している。それは若者が創造力と創業精神に欠け、気楽な生活を求めていることだ。
中国において、多くの人材が公務員になっている。米国では、多くのエリートが銀行と金融業界に入っている。若者は世界に向け自らの才能を示すべきだ。若くして公務員になる、もしくは既存の体制の中に入ることは、人材の浪費である。
中国の現在の最大の目標は革新の促進だ。一人一人の革新の参与度を高め、一般人を革新の中で鍛えるべきだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年9月12日