米国人が羨む中国人の生活、月給475ドルで豊かな暮らし
中国人は米国の牛乳やガソリンが安いと感じているが、米国人も中国人の暮らしぶりを羨んでいるという。中国青年報が伝えた。
「マイアミ・ヘラルド」は5月1日付の記事で、「中国で月給475ドル(約3万8000円)の場合、どのような快適な暮らしを送っているか」という話題を紹介した。
西側諸国の基準によると、中国の平均所得水準は低めだ。大学新卒者、工場が新たに採用した労働者の月給は475ドルのみだが、その生活に大きな圧力は存在しない。青島の孔雅雯(25)さんは、ある私営企業で勤務している。「新しい衣料品や靴を買うのが趣味で、毎月平均300−500元(約3900−6500円)を費やします。先月、フィットネスクラブの年会費として、900元(約1万1700円)を支払いました。週末は映画鑑賞に出かけたり、友人とショッピングを楽しみます」
「マイアミ・ヘラルド」は、「月給475ドルの人々は、多くの米国人が想像するような節約生活を送っているわけではない」とした。
米国人のみならず、北京・上海等の大都市の人々も、中級都市で約3000元(約3万9000円)の月給を得ている市民を羨むことがある。これらの人々は収入が少なくても、悠々自適の生活を送ることができ、多くの時間を家庭に費やすことができるからだ。しかし旅行に出かける場合は、所得水準の高い都心部の人々が有利だ。中国の有名観光地は、チケット価格が100元(約1300円)以上に達することがよくあるが、これは低所得者にとって大きな出費である。