今年の春節、全国各地の消費額は5390億元
今年の春節(旧正月、今年は2月10日)の長期休暇も終わりを迎え、各店舗はほくほく顔で売上の勘定を始めている。北京晨報が伝えた。
商務部(商務省)のデータによると、旧暦の大晦日(2月9日)から旧暦1月6日(2月15日)にかけ、重点モニタリング地点となった全国の小売・飲食企業の売上高は前年同期比14.7%増の5390億元に達した。伝統的な年越し商品が主要市場で人気を博し、無くてはならない需要(食品・衣類など)も安定的に増加した。一方で、食べ物の浪費をなくす「完食キャンペーン」の影響で、ハイエンドな飲食消費はやや冷え込んだ。
▽高級飲食店の売上が大幅ダウン
今年の春節、飲食市場では倹約・節約が目立ち、派手な浪費が減った。商務部の統計によると、高級ホテル・高級食材・高級酒の売上は大幅にダウンした。浙江省の高級ホテルの売上高は昨年の春節期間と比べて20%以上下がったという。
一方で、年夜飯(年越しの食事)や家族・友人との食事など、一般的な飲食消費は盛況を呈した。春節期間、天津、湖北、上海、河南の飲食企業の売上高はそれぞれ前年同期比18.5%増、15.5%増、6.0%増、5.3%増となった。
▽電子製品の売上が好調
消費構造を見ると、今年は伝統的な年越し商品であるお菓子、タバコ・酒のほかに、デジタルカメラ、携帯電話、タブレットPC、一眼レフカメラといった電子製品も人気を集めた。南京市の商業施設では、iPadやiPhoneなどのハイエンドデジタル製品の売上高が前年同期比36%増となった。