人民網と日経BP社、共同で技術産業情報サイトを開設 (2)
1969年に設立された日経BP社は日本経済新聞社グループの子会社で、ビジネス、技術、生活などを扱う出版社としては日本最大。雑誌や書籍の出版のほか、ネットメディアを通じた情報発信、各種展示会の開催などを手がけており、発行雑誌は38誌、運営サイトは17サイトに上る。年に400冊以上の書籍を出版しているほか、展示会を年に十数回、シンポジウムを数百回開催。傘下には調査・コンサルティング会社も数社抱え、メディアの強みを生かした多種多様なサービスを展開している。
日経BP社の報道のユニークさは、電子機械技術者や情報処理技術者、一級建築士など有資格者を含む専門記者による「スタッフライター制度」にある。専門記者が直接、専門記者だからこそ知り得る情報源に取材し、ニュース・コラム・評論を執筆することで、速報性を保ちながら、専門性の高いコンテンツを確保している。
日経BP社は日本の各メディアの中で率先して中国に目をむけ、1999年には日本で初めて中国語で電子・機械・IT分野の専門的なビジネス・技術情報を提供するニュースサイト「日経技術在線!」を開設した。2011年にはエネルギー・環境問題の深刻化を受け、第2の中国語サイト「日経能源環境網」を開設。エネルギー・環境・新エネルギー車などの分野に焦点を絞り、情報を提供している。(編集SN)
「人民網日本語版」2012年12月11日