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調査報告:年末ボーナス引き下げる企業は約4割 (2)

 専門家は「経済構造の調整、産業構造の転移、都市化建設に伴い、2・3線都市は急速に発展している」と指摘する。2・3線都市の企業は職員と利益を分け合うことで、人材を引き止め、1線都市からよりハイレベルな人材を引き寄せたいと願っている。1線都市のうち、広州・上海の企業はボーナスを引き下げる企業の割合が高く、それぞれ40%と39%に達した。広州は輸出志向型企業が多く、上海には外資企業が集中している。これらの企業は今年ボーナスを引き下げる割合が高かった。

 この他、不動産業界ではボーナスを引き上げると回答した企業の割合が高く、70%に達した。専門家は「今年の夏以降、不動産業界がようやく回復を見せ、2年間抑制されてきた需要が開放された。さらに、資金を回収してより良い土地資源を購入するためにディベロッパーが値下げと販促を行った。これらの要素により大手不動産企業十数社は今年度の販売目標を前倒しで達成することができた。来年の発展見通しも楽観的だ。この時期にボーナスを引き上げれば、来年の販売目標達成に向け、社員の士気を高めることができる」と指摘した。

 専門家はまた、「年末ボーナスの影響力はますます大きくなっている。企業、業界全体、都市、地域全体にとって、ボーナスは今や、職員への奨励という単純なものではなく、企業・業界・地域の発展すう勢、人材の引き寄せ・引き止めに関する重要なバロメータとなった」と指摘する。経済情勢が不明瞭な今、企業経営者は経営リスクを下げるため、年末ボーナスを利用して職員と利益を分け合う傾向にある。また企業の人事部門にとって、ボーナスは人材を引き寄せ、引き止めるための重要措置の1つだ。企業の経済状況を考慮し、ボーナスを利用していかに職員のやる気を引き出すかは、1つの重要な学問と言える。(編集SN)

 「人民網日本語版」2012年12月31日

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