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中国経済は低コスト成長に別れ 未来は困難?

 国家情報センター経済予測部世界経済研究室の張茉楠副研究員は22日、捜狐経済学人フォーラムに参加した際、今後10年間の中国経済の成長は相当困難なものになり、非常に大きな課題に直面する可能性があると述べた。中国網が伝えた。

 張研究員は次のような見方を示した。

 グローバル化の中で欧州や米国の状況をみると、欧米は福祉レベルが高く、債務に100%頼った成長モデルであり、現在は高額の債務の返済に迫られている。一方、多くの新興経済体をみると、これまでは支出が収入を上回ることで成長や投資を実現しており、同じく高額の債務を返済しなければならない。グローバル経済は欧米経済であれ、新興経済体であれ、これから負債を返済しなければならず、返済のプロセスは相当苦しみに満ちたものになるとみられる。

 これまでの支出超過による成長は、経済成長であれ、社会や環境の成長であれ極点に達しており、すでに終わりに来ている。これこそが今、グローバル経済が同じ歩調で調整を行わなければならないことの理由だ。米国に調整が必要なわけではなく、中国に調整が必要なわけでもなく、世界のすべての国が同じ歩調で調整を行わなければならないのだ。

 こうした過程で、今後は高額の負債、高額の赤字、高い失業率というそびえ立つ3つの山が発達した経済体に圧力をかけることが予想される。この過程でレバレッジ、債務、福祉から遠ざかることになるのは必然的だ。債務や福祉から遠ざかる過程の中で、米国は高い失業率を受け、4回の量的緩和措置を相次いでうち出した。欧州は2回の再融資計画をうち出し、日本は金融危機以降、10回にわたって融資の操作を行った。こうしてこれまでの通貨政策の最低ラインが大幅にうち破られることになった。こうした措置と引き換えに成長をはかろうとしたのだが、成長は実現しただろうか。実現しなかった。各国は債務の泥沼に沈み、経済の谷間をあてどなくうろつき回っている。

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