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生産年齢人口が減少 中国はいかに高齢化を迎えるべきか? (2)

 中国の現在の基本的な社会保障システムは、現金主義会計を中心とする社会保険システムに基づくものだ。高齢化は同システムにとって最大のリスクになっている。生産年齢人口を基準とする納税者の減少、高齢者人口を基準とする受給者の増加により、社会保険システム、特に基金の持続性に疑問符が打たれる。これを背景とし、企業退職者と機関事業単位退職者の年金で、異なる2つの政策を併用する「二重制度」が、特に人目を引いている。これは日々加速する高齢化社会から出された、基本的な要求だ。

 高齢化を迎えると、高齢者の低所得・高消費・低貯蓄率が問題となる。高齢者が増えるほど、社会の資本形成および投資にとって不利な影響がもたらされる。これは「人口面のメリットの消失」の主な理論的根拠だ。都市部への出稼ぎ労働者の人件費高騰、春節帰省後の都市部の労働力不足といった社会問題は、高齢化の氷山の一角である。

 中国の高齢化は避けられず、これを逆転することも、先送りすることもできない。社会・経済の角度から見ると、高齢化がもたらす一連の課題を直視し、積極的に対応する必要がある。高齢化社会の対策の他に、関連する社会保障・医療・教育・住居・経済発展・所得分配などの政策を実施し、全面的に準備を整えるべきだ。そうすることにより、中国の高齢者は安心して消費し、晩年を満喫することができる。中国の経済・社会も、より良く調和的に発展するだろう。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年2月1日

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