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欧米、中国のハイエンド製造業に反ダンピング攻勢 (2)

 ▽中国のハイエンド製造に目をつけた欧米

 中国の太陽光発電産業は、早くから保護貿易主義の攻撃を受けている。米国は2011年11月、中国の太陽電池および部品に対する反ダンピング・反補助金調査を実施、保護貿易の矛先が初めて新エネルギー分野に向けられた。これにすぐ追随したEUは、2012年9月と11月にそれぞれ中国の太陽電池に対する反ダンピング・反補助金調査を実施。中国は太陽電池の大きな輸出先を失い、関連企業は深刻な打撃を受けた。

 専門家はこのような状況がもたらされた原因について「まず、欧州経済の疲弊を受け、多くの製造メーカーが弱体化し、EU内部の保護主義勢力が助長した。また一方で、中国企業は予想をはるかに上回るペースでバリューチェーンの川上に移動し、太陽電池パネルや通信設備などハイテクの商品を打ち出した。これに欧州企業はプレッシャーを感じている」と指摘する。

 激しい競争と、中国の輸出品のアップグレードに伴い、ハイエンド製造分野における摩擦の増加は避けられない状態だ。北京理工大学の崔新生教授は取材に答え、「まず、輸出が過度に集中することによる、貿易救済措置の発動を防ぐため、企業はその他の海外市場を開拓していく必要がある。国の関連部門は政策面・実務面からこれを手助けしていくべきだ。また、中国は貿易救済調査を解決する非公式ルートの構築を重視するべきだ」と述べた。(編集SN)

 「人民網日本語版」2013年2月8日 

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