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北京、先進経済の初期水準に=北京青書

 北京市社会科学院、社会科学文献出版社は8日、2013年版「北京青書」を発表した。これには、「北京経済発展報告」、「北京文化発展報告」、「北京公共サービス発展報告」も含まれる。これによると、北京の経済は2012年に1兆7801億元(約28兆3036億円)規模に達し、中国で初めて先進経済の初期水準に到達した。「北京晨報」が伝えた。

■北京、先進経済の初期水準に

 2012年、北京の経済は1兆7801億元規模に達し、中国で初めて先進経済の初期水準に到達した。また、北京の2012年の1人当たり域内総生産(GRP)が年平均の換金率で計算すると、1万3797米ドル(約134万円)に達した。この数字は、米ドルのインフレ要素や1人当たりの国民総所得(GNI)の差額を差し引き、世界銀行の水準に基づいて北京を先進経済体として単独で適切に比較したものだ。世界の主要な先進経済体の中で、第3次産業が占める地域の総生産額の比率は一般的に70%を超える。中でもニューヨークやロンドン、東京などは90%に迫る、またはそれ以上の数字だが、北京の第3次産業の比率は現在すでに76.4%に達している。

■住宅価格は安定も、今後上昇する確率が高い

 このほか、青書によると、北京経済の成長率は第4半期(7-10月)に回復の見込みで、年間地域生産額の成長率は実質上7.8%に達する見込みだという。

 経済の成長速度が回復することは、国民所得の増加率の回復や新築住宅の需要の増加を意味しており、つまり住宅価格の値上がりをもたらす。総合的な各方面の要素から、今年北京で販売される住宅価格は安定しつつも、若干の値上がりが予想される。

■PM2.5の濃度 2030年に目標達成へ

 青書によると、現在の北京市のPM2.5(大気汚染物質のうち直径が2.5マイクロメートル以下の微小粒子状物質)の年間平均濃度は1立法メートルあたり70マイクログラムだが、世界保健機関(WHO)が設定する35マイクログラムの基準に達するのは2030年まで待たなければならない。北京は「北京市2012-2020年大気汚染整備対策」を公布し、「3段階」の戦略的目標を制定した。(1)2015年にPM2.5濃度を1立法メートルあたり60マイクログラムとする(2)2020年にPM2.5濃度を1立法メートル50マイクログラム以下にし、2010年より30%減少させる(3)WHOが発展途上国を対象に設定した空気の質の最低基準に基づき、年間平均PM2.5濃度を1立法メートル35マイクログラムにする。2030年に実現の見込み-----。(編集MZ)

 「人民網日本語版」2013年6月10日

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